きものの雑学

羽織（はおり）

羽織（はおり）とは、日本の伝統的な衣装の一つで、着物の上に着る丈の短い衣服のことです。安土桃山時代、防寒のために鎧の上から着た「陣羽織」が日常でも着られるようになったことが羽織の始まりです。そのため、長い間男性のきものとされ、女性が着用を許されたのは明治時代になってからのことでした。
羽織のデザインや素材も時代とともに変化し、現代では伝統的な行事や祭り、茶道などの場面で着用されることが多いです。